TOP MESSAGE 代表取締役社長 立花 千月香

100年後も、その先も ずっと御花がここにあること

御花の大広間から松濤園をゆっくり眺めていると、今自分がいる場所が果たしてどの時代なのか、わからないような感覚になることがあります。私はその瞬間がとても好きで、御花が300年もの間ここにあり続けてきたその誇りを感じます。

 御花という会社は、日本全国探しても他にはないとてもユニークな会社です。ただの料亭旅館でも、ホテルでも観光地でもありません。日本で唯一国指定名勝に泊まれる宿です。これは、すぐにできたものではなく300年以上も前からここにあり続け、多くの方の支えによって受け継がれてきたものです。私たちはその大切に受け継がれてきた文化財を最大限に活用しながら後世に残していかなくてはいけません。

私たちの生きてきた証が、この先もここに残る、そんな会社です。

 今、私たちは次の100年につなげるために新たなチャレンジを行なっています。

それは、築40年のホテル棟「松濤館」の客室・ロビー・ラウンジを全面リニューアルすることです。客室数は20室と決して大きな宿ではありませんが、コロナ禍をきっかけに、改めて御花の持つ本当の価値は何か、全社員で見直していく中で、「日本で唯一国指定名勝に泊まれる宿」という唯一無二の魅力を見出しました。

そうやって前に進み続けるうちに、少しずつ光が見え、御花を100年後も存続させるためには松濤館を改装するのは今しかない、という思いが高まりました。チェックインからチェックアウトまで、ゆっくりと御花を楽しんでいただける宿泊は、「御花や立花家のストーリーや想いを最も伝えられる場」だと感じています。

今回のリニューアルではその価値を最大限に活かし、その魅力をさらに感じられる宿に生まれ変わります。

 今、御花が求める人材は『100年後も御花があり続けるために何をすべきか』ということに共感し、御花の価値を最大限に高めてくれるメンバーです。私たちは個人プレーではなく、チームプレーを大切にします。仲がいいチームということではなく、切磋琢磨し、お互いが成長し合えるそんなチームです。

社員は少数精鋭。そのため、与えられた仕事だけをするのではなく、マルチに活躍できるメンバーが必要です。経歴は問いません。それよりも、積極性を大事にし、自分でこの会社の可能性を広げてみようと向上心あふれる人を求めています。

そんなワクワクするような方が、御花に来てくれることを楽しみにしています。