柳川藩主立花家の「歴史」に泊まる
あなたが過ごした時間が、眺めた風景が、出会った人々が、今日も歴史を紡いでいく。
文化財を100年後へ繋いでいくための挑戦。
ホテル棟「松濤館」はリニューアル工事のため、2024年6月末をもって半年間休業いたします。
文化財のご見学や料亭・ランチは通常通り営業しております。
ホテル棟「松濤館」40年の歴史
郷土の歴史的・文化遺産である御花を手放してはならないと強い決意のもと料亭旅館として文化財を守り抜いた16代の和雄・文子から、御花は宿泊業を始めました。
たくさんの想いが詰まった御花の40年間を築いた松濤館のリニューアルに伴い、松濤館を建てるまでの苦労や、松濤館の活気あふれる様子、様々な知られざるエピソードをこれからご紹介していきます。
御花の過去と現在、未来を一緒に楽しんでいただけたら幸いです。
城下町、柳川
柳川城を中心に発展した、有明海を臨む自然豊かな城下町。
城は網目状につくられた掘割に囲まれ、難攻不落の要塞と謳われました。
豊臣秀吉に仕えた立花宗茂は、関ヶ原の戦いの後に一度は城主の座を追われましたが、徳川家に認められ再び柳川藩主としてこの地に戻りました。
以来、立花家は柳川の町と共に歴史を刻み続けています。
水に守られ、水と生きる
船頭のあやつる竹竿が水面をみだす音、水鳥の羽ばたき、虫の声、魚の跳ねる音。
かつて人々は掘割の水で着物を洗い、顔を洗い、喉を潤しました。柳川の暮らしは掘割の水と共にあったのです。
町中に張り巡らされた掘割は、水害から守る役割も担っています。
「水と生きる。」
自然の大きな循環の中に人間もいるのだということを私たちに教えてくれるのが、この掘割なのです。
御花が受け継いできたもの
江戸時代、柳川藩主立花家の別邸として御花の歴史は始まりました。
現在の建物の多くは明治時代に伯爵家となってから整えられたものです。
迎賓館として建てられた鹿鳴館様式の「西洋館」。
国の名勝に指定された池庭「松濤園」。
庭を臨む100畳の「大広間」。
戦後に料亭旅館として生まれ変わった後も、400年にわたって受け継がれてきた立花家の歴史や文化を今に伝えています。
伯爵邸で過ごす時間
水を感じ、庭を眺め、過ぎ去った時間を想う。ただそこにいることの贅沢。
食彩と庭、四季の囁き
料亭「集景亭」の障子を開くと松濤園の絶景が広がります。
世界有数の干満差を有する有明の海の幸。
川に育まれた筑後平野の新鮮な食材。
それらをふんだんに用いた料理の数々を、庭に吹く四季の風が彩ります。
生きる歴史に出会う旅
絶えることなく、今もここに息づく歴史を感じて。
国指定名勝に指定され、泊まれるお殿様屋敷は日本でただ一つ。
柳川藩主立花邸 御花は日本の大名家文化を最も近くで感じることができる場所です。
そんな「御花」を拠点とし、今を生きる藩主の末裔たちが守り、次世代へと紡いできた
特別な体験へあなたを招待いたします。
アクセス
柳川藩主立花邸 御花
〒832-0069 福岡県柳川市新外町1
TEL 0944-73-2189(代表)
TEL 0944-73-3533(宿泊直通)
FAX 0944-74-0872
西鉄柳川駅からバスで約15分
九州新幹線筑後船小屋駅からタクシーで約30分
佐賀空港から車で約30分