「夏」を愉しむ
「夏らしさ」が詰まった愛おしい想い出を
すくすくと育つ水田の間を通る水色の西鉄電車。
淡いブルーの青空と入道雲が水田や掘割に美しく映り込む。
大広間に通り抜ける風を感じて、海で夕日を見て、
夜は妖怪に出会ったり、花火舟に乗ったり...
まるで江戸時代の夏を過ごしているかのような体験を。
佐賀空港からの旅路に夏を感じて
東京方面からお越しの場合は、佐賀空港のご利用もおすすめです。
リムジンタクシーで御花まで直通で約30分ほど。このように美しい田園風景を眺めながらドライブを楽しめます。
文化財の夏の風を感じる
大広間には夏、とても気持ちのいい風が通ります。ぜひ寝転がって、気持ちよく過ごしていただきたいです。
柔らかな夏の夕日を有明海で
夏に眺める有明海の夕日は柔らかな空気を纏う、季節の中でもとてもやさしい景色です。
夏場は19時30分ごろが日没です。
柳川の夏は夜こそ「お舟」
お昼は気温の高い柳川ですが、夜の帳が落ちると、お堀が水鏡となり、水面には美しい夜が映し出されムードが変わります。
そんな夜は、ぜひ納涼舟で花火を愉しむのが柳川流。
水鳥の声や美しい月に照らされて、ゆったりと進む舟に身を任せていると、まるで江戸時代にいるような、そんな心地がしてきます。
期間:7月1日~9月末頃まで
夏の夜間拝観「奇怪夜行」
〈伝統工芸×文化財〉妖怪の描かれた提灯を展示するアートイベント「奇怪夜行」。
期間中にご宿泊のお客様には入場チケットをプレゼントいたします。当日無料で何度でもご入場いただき、ゆっくりとお愉しみいただけます。
開催日:8月毎週金/土/日
時間:18:00〜21:00(最終入場 20:30)
立花家に伝わる「妖怪絵巻」に出会う
奇怪夜行は立花家に伝わる「芸州武太夫物語絵巻」から着想した夜間拝観です。
夏は立花家史料館にて、この絵巻の展示を行っております。
芸州武太夫物語絵巻とは
三次(現在の広島県三次市)に住む稲生平太郎が、
寛延2年(1749)7月に体験した実話を元にしたものです。
平太郎の体験談は評判となり、実録本や絵本、絵巻が作られるほどでした。
絵巻には16歳の平太郎とお化けの30日間の根競べが描かれています。
毎日さまざまな怪異がおこり、周りの人々はとても怖がりますが、
平太郎だけは全く動じません。
そして7月最後の日、物語は衝撃のラストをむかえます。
朝が美しい大広間
ご宿泊のお客様の特権は、朝日が差し込む美しい大広間を楽しめることです。文化財に身をゆだねて思い思いにお過ごしください。
朝6時~ご覧いただけます。
旧柳川藩主・立花家の御盆
約400年受け継がれてきた夏の行事(7月15日)
現在御花を営むのは柳川藩主の末裔(18代)です。
そのため旧柳川藩主・立花家の御盆では
毎年「立花家のご先祖様」および「旧柳川藩戦没者」の供養を行います。
※旧柳川藩戦没者とは:
立花宗茂の義父である戸次道雪の初陣から戊辰戦争までの
340年間に立花家を支えて戦没した家臣およそ580名のこと。